占い師の日記

お客さんの鑑定の話や業界の裏話などを紹介♪ 風水/パワースポット/富学占などお役立ち情報も(^O^)/

鑑定143(ゆらぎのとき)-鑑定144(忘れしモノ)-鑑定145(心霊研究)

異界の門を探せ・17

異界の門を探せ・17柏田「予備知識ですか」透明「うん良い機会だから、柏田くんも 覚えておくと良いよ」柏田「わ、わかりましたメモ取るんで ちょっと待ってください」そう言うと柏田くんは年季の入った分厚い手帳を取り出し、書く気まんまんの姿勢を取る…

異界の門を探せ・16

異界の門を探せ・16私は、柏田くんを落ち着かせながらコーヒーを注文し、やっとこさ一息つく柏田「先生・・・やっぱり、この世は 不思議でいっぱいですね」うわぁ~今日一、良い顔しながら遠くを見つめてるよ・・・・。透明「まあ、その通りではあるけど、…

異界の門を探せ・15

異界の門を探せ・15突然の異世界コンタクト・・・。こういった空間の歪みから異世界を垣間見る現象というのは、実は結構報告されている数も多く、その現象を目の当たりにした人の多くは何故か蜃気楼や光の屈折で投影された幻と捉えて自分を納得させ、記憶…

異界の門を探せ・14

異界の門を探せ・14柏田「えっええな、な、な」透明「」目の前の空間が揺らいで見える透明「柏田くん、少し下がっていて」揺らいでいる空間の中央に、小さな穴のようなものが穿たれ、それが周りの空気と共に回転しながら広がってゆく柏田「や、やばいやば…

異界の門を探せ・13

異界の門を探せ・13柏田「先生ここですここ」透明「えっマジでここ」柏田くんの後輩が送ってくれた地図を頼りにやってきた場所は大きな都市にポツンとある小さな公園・・・のトイレ透明「なぜ公衆トイレ」柏田「何故でしょうもしかして、緊急で 入っていた…

異界の門を探せ・12

異界の門を探せ・12柏田くんは、待合室で後輩くんに電話をしていたが、かなり大きな声を出していたので丸聞こえ・・・大体の内容は理解できた最初、後輩くんは異世界に行ったという前提を頑なに保守していたのだが、柏田くんの迫力に負けたのか途中から言…

異界の門を探せ・11

異界の門を探せ・11あ~あ・・・明らかに挙動がおかしい異世界の門となり得ることを伝えた途端、柏田くんの目が泳ぎまくって、地球一周してきそうな勢いだよその上、隠そうとしてはいるけど、完全に顔から喜びがあふれだしてるんだよなぁ~柏田「そ、それ…

異界の門を探せ・10

異界の門を探せ・10透明「う~ん・・・」柏田「」透明「多分、柏田くんや後輩くんからすると、 ワイバーンの骨という未知の物に 興奮するとは思うんだけど 私的には、これはかなり厄介なことに なるかもしれないなぁ~と思って」柏田「えっどういうことで…

異界の門を探せ・9

異界の門を探せ・9しばらくして、落ち着いた私は今見た光景を柏田くんに説明する。柏田「ふおおおおおっ 何ですかそれ」透明「ううっ・・・まだちょっと気持ち悪い」柏田「だ、大丈夫ですか」透明「ごめんね~・・・でも、この骨・・・ 今見たものが間違い…

異界の門を探せ・8

異界の門を探せ・8骨の記憶をたどっていた私は奇妙な感覚に襲われる・・・。透明「(えっちょっと待って・・・これって)」骨の持ち主の視点から見える景色はまさにジェット機自由に空を滑空するその様は、さながら戦闘機のようなスピードだ透明「(なんてスピ…

異界の門を探せ!・7

異界の門を探せ・7透明「さて、ここからが問題なんだけど、 彼がこの骨をどこで手に入れたのか 本当に拾ったのか 嘘をついているのか ・・・そう思わされているのか それを調べないといけないね」柏田「そう思わされてる」透明「まあ、可能性だけどね もし…

異界の門を探せ!・6

異界の門を探せ・6柏田「それって、どういう・・・」透明「この骨には、怨みのような念が こもっている・・・というのは さっき言ったよね」柏田「はい」透明「こういった怨みが骨に残るというのは、 かなり強烈な念が骨にまで染みこんだ、 ということでも…

異界の門を探せ!・5

異界の門を探せ・5柏田「厄介って・・・もしかして人骨」透明「いやいや人骨ではないのだけど、 この骨には怨みのような思念が こもっているんだ」柏田「こわっ・・・怨みって」透明「なぜそうなったかはわからないけど、 もしこれをこのまま放っておいて …

異界の門を探せ!・4

異界の門を探せ・4柏田「そうこれは」透明「骨」柏田「魔法石」柏田「へっ」透明「えっ」柏田「・・・・・。」透明「・・・・・。」柏田「ほ、骨」透明「魔法石」柏田「ええ~~~っ これって、魔力が秘められた 魔法石じゃないんですか~」透明「いやいや…

異界の門を探せ!・3

異界の門を探せ・3少し沈黙が続く・・・。柏田くんは、天井を見ながら何か考えているようだが透明「えっと、もしかして今日来たのって これだけ」柏田「はいでも、おかしいなぁ~ 先生のところなら、絶対あると 思ったんですよねぇ~」透明「いやいやいやい…

異界の門を探せ!・2

異界の門を探せ・2透明「いらっしゃ~い 今日も元気がいいねぇ~」柏田「はい」透明「とりあえず、鑑定室へどうぞ」柏田「失礼します」一見すると、体育会系男子の柏田くんだが、話してみると、これがなかなかに良いキャラをしている・・・。透明「さて、今…

異界の門を探せ!・1

異界の門を探せ・1透明「ふむふむ・・・ナルホドなるほど~」みなさ~んおはようございま~すえっ何してるのかですってわたくし、只今読書中ですといっても、漫画ですがw普段は、活字を求めて本を読むこともあるのですが、最近は沢山の作家さんの創造性に…

声の裏側・20

声の裏側・20透明「みなさ~んお待たせしました~ 準備はよきかなぁ~ 早速、失せモノ・落とし物回避の方法 伝授したいと思いま~す 今回、お教えするのは 「縁追妙法」(えんついみょうほう) これは、無くしたくない物や落としたくない物 などとの縁を強化…

声の裏側・19

声の裏側・19透明「みなさ~ん 鑑定ファイル楽しんでいただけましたか 今回は、皆さんも気になっていた忘れ物や 落とし物をなくす為の方法をお教えしたい と思います・・・っと、その前に、 まずは、忘れ物や失せモノについて 理解を深めていただければと…

声の裏側・18

声の裏側・18秋野さん・・・来た時よりは少し緊張が緩んだように見える・・・透明「さて、秋野さんにはもう一つお話して おかないといけないお話があります」秋野「」透明「それは、直霊のことです」秋野「あっ・・・そうよね・・・私、全然 不思議に思っ…

声の裏側・17

声の裏側・17さて念の為、念を押しておこうか透明「秋野さんひとつ聞いていいですか」秋野「はい」透明「秋野さんは、お子さんが借金があると 聞かされた時に、旦那様の声の意味を 悪い方へと捉えましたよね」秋野「ええ・・・そうね・・・」透明「人間と…

声の裏側・16

声の裏側・16透明「・・・・・。」さて、なんと切り出せば良いか・・・秋野「先生やっぱり借金は良くないわよね」透明「えっ」秋野「私・・・いつお迎えくるかしら」透明「えっ何を・・・。」秋野「私ね・・・利樹さんの声が聞こえた時、 お迎えがくるのだ…

声の裏側・15

声の裏側・15秋野さんのご両親は、借金を苦に亡くなっているその借金も、人から騙され保証人にさせられたことが原因だった・・・その上、その時の第一発見者は、まだ幼かった秋野さん・・・その光景はきっと、幼い少女の世界を一変させるほどの衝撃が植え…

声の裏側・14

声の裏側・14秋野さんのこの現象を引き起こしたキッカケがあるはず・・・。やはり、一番気になるのは透明「秋野さん先ほどの話なんですが、 嫌なことがあって旦那様の声が聞こえたと おっしゃっていましたが、その嫌なことって 教えてもらえますか」秋野「…

声の裏側・13

声の裏側・13直霊との交信を望んでいない状況での接続・・・。この現象には、ただ一つの理由が存在するそれは、 「魂の移動」本来、魂は隔離された場所に収納されているしかし何らかの理由で、魂を護っている器から魂がこぼれ落ちたとしたら・・・。魂は行…

声の裏側・12

声の裏側・12透明「そのことを踏まえてお話しますが、 多分、秋野さんがお聞きになった 旦那様の声は、直霊が秋野さんの為に 聞かせた声なのだと思います」秋野「んっ・・・どういうこと」透明「直霊にとって秋野さんは大切な 魂を分けた家族であり、自分…

声の裏側・11

声の裏側・11透明「秋野さん少し落ち着いて話しましょうか」秋野「えっ・・・・はい・・・。」透明「秋野さんは、今まで自分に問いかけることが 多かったですよね」秋野「・・そうね確かに人より多いかも・・・」透明「そのうち、自分の問いかけに答えが返…

声の裏側・10

声の裏側・10昨日の21時・・・。私は、その時間の木人図を調べてみることに透明「・・・・・。」秋野「・・・・・。」裏秋「どうなのかしらねぇ~」秋野「し~っ」裏秋「だって、気になるじゃない」透明「(いや、私のほうが気になるんですけど)」昨夜の…

声の裏側・9

声の裏側・9私は、秋野さんの裏の声を追ってみる・・・。元来、人間というのは不思議なもので、思考している時にも声は発しているつまり、私達は頭の中で考えていることも発声として声を出していなくても、振動として言葉を発し自問自答を繰り返しているも…

声の裏側・8

声の裏側・8先程から問いかけに対する秋野さんの反応・・・何か違和感が拭えなかったけど、一度、会話の組み立てを変えてみるか透明「きっと、旦那様が秋野さんを心配して 声をかけたのかもしれませんね」秋野「そうねそうかもしれないわね あっそうそう 私…