占い師の日記

お客さんの鑑定の話や業界の裏話などを紹介♪ 風水/パワースポット/富学占などお役立ち情報も(^O^)/

鑑定90-鑑定93-オフの日の受難!

形の無い世界・23

形の無い世界 ・23 透明「・・・・・」伊能「・・・・・」辛い現実を叩きつけられた彼女は、しばらく放心状態になってしまっていた・・・。負けるという可能性・・・それは自信家であった伊能にとっては、予測をしていなかったことだったのかもしれない・…

形の無い世界・22

形の無い世界 ・22 透明「そろそろ気づいても良いんじゃない」伊能「何を」透明「君は、確かに天才だよ誰にも師事されずに これだけの術式を組み上げることができる んだもの でも、君は術というモノしか目に映って いないんじゃないのかな」伊能「ふん一…

形の無い世界・21

形の無い世界 ・21 透明「辛かったね・・・」伊能「気休めにしかならない言葉なんていりませんよ」 陣「うっ・・・」透明「術の形式は、神道と陰陽道を複合しているよね それは、その人から」伊能「いいえそいつからは、陰陽道の一端しか盗むことは できま…

形の無い世界・20

形の無い世界 ・20 伊能「しかし、私は伊能家の人間です」 陣「どういうこと」透明「君のお父さんのご実家だね」伊能「はい・・・今の協会は、もともと伊能家が 管理していたモノです しかし、谷津根 實香と結婚した父は、 谷津根 實香の能力に追いやられ…

形の無い世界・19

形の無い世界 ・19 昴「」 円「えっ」千鶴「やつ・・・ね」 陣「な、なんで」突然、出てきた谷津根 實香の名前にキョウダイ達も驚いていた・・・。伊能「あ、貴方は」透明「君は、谷津根 實香に仕返ししようとして いるんでしょ」伊能「な、何故それを」透…

形の無い世界・18

形の無い世界 ・18 伊能「わ、私が・・・震えていた」透明「うん君は、初めて人を殺めたと 想ったから、震えたんじゃないのかな」伊能「わ、私が・・・。」透明「君は、正義と言ったけど、それは君にとっての 正義であって、世の中の正義とは違うんじゃ な…

形の無い世界・17

形の無い世界 ・17 伊能「確かに、私は観似手使いを憎んでいる ですが、これはこの世の中を救済する為の 完全なる正義 貴方たちのような、化け物をこの世に残して おくことは、世界のバランスを崩すことですからねぇ」しかし、よく口が回ること・・・ 陣「…

形の無い世界・16

形の無い世界 ・16 戦闘開始前・・・私は、昴に気が行っていた伊能に術をかけ始めていたしかし、幻術のスペシャリストになっていた 伊能には、ハッキリとした痕跡を残すことは 危険であるため、徐々に思考を奪うような 術式に変更し、戦闘が始まってからも…

形の無い世界・15

形の無い世界 ・15 昴「透明」 陣「と、透明~~~っ」伊能「あ~ははははははっ 力もなく、無能な能力者が、 私に逆らうからだ くくくくくくくくっ・・・。」大きな道路には、見るも無惨な透明が・・・。透明を引いてしまったトラックも、側道のフェンス…

形の無い世界・14

形の無い世界 ・14 伊能「術式を見破り、術を解除し、式神・魔法 陰陽・法力・神道系・・・今まで見てきた 貴方は、どれも使いこなし、どれにも属さない 一体、貴方は、何なのだ 」透明「う~ん・・・何なのだって言われても・・・」う~ん、やばいな大分…

形の無い世界・13

形の無い世界 ・13 円「はぁ~透明がやるなら私は、 さっきの法陣をデスペルしておこうかな」千鶴「あっ私にやらせてください」 昴「はぁ~まあ高見の見物だな」 陣「うんそうだね」伊能「・・・・・ふんずいぶんと余裕ですね まとめてかかってきても良か…

形の無い世界・12

形の無い世界 ・12 円「い、今のって」 昴「シールドいや、反射か」 陣「うむむむむっジレンマだぁ~」千鶴「ご、ごめんなさい」 円「千鶴は気にしなくていいのよ」 陣「そうそう」 昴「千鶴は、俺達の変わりに怒ってくれたんだからな」透明「くすくす逆に…

形の無い世界・11

形の無い世界 ・11 私達は、この異様な雰囲気を纏った女性に違和感を覚えていた・・・。 円「貴女、これだけの能力者を前に よく出てこられたわねぇ~」円の言う通りであるこれだけの能力者が集まっている中で堂々と、しかも無防備に目の前に出てくるとい…

形の無い世界・10

形の無い世界 ・10 しばらくして・・・外に出た私達は、昴と陣が待つ法陣の前に透明「」 陣「透明やっぱり、お前探偵になった方が いいよ」透明「」 陣「前方、50メートル とんでも無い殺気だ・・・」 昴「間違いないみたいだな」法陣を背に、陣と昴が構…

形の無い世界・9

形の無い世界 ・9 透明「・・・・・・・この部屋か・・・」円の気配を辿りながら、部屋の奥へ進む透明「おっいたいた」そこには、椅子に座る円と、床で寝ている千鶴ちゃんが円の方は、半目が開いている・・・ちょっと怖い透明「・・・・・・。」 円「・・・…

形の無い世界・8

形の無い世界 ・8 私と陣は、念のため軽く自分たちに かかってしまっている幻術だけを外し円の家の周りをくまなく探す・・・透明「・・・・・おっあった」 陣「おお~っ透明お前凄いな 探偵とかできるんじゃないか」い、いや注意散漫なお前には、難しいだけ…

形の無い世界・7

形の無い世界 ・7 昴と話をした私は、陣の家でシャワーを借り、円の家で昴と合流することを決め、家を出る・・・ 陣「それじゃ~、出発~っ」透明「陣、まさかそのボロバイクで行くの」 陣「失礼なこれでも、毎日整備をして そこら辺のバイクよりも走るんだ…

形の無い世界・6

形の無い世界 ・6 陣「え~っまだ、何かあるの」透明「あるかどうかは、分からないけど 多分、その人工的な呪を壊された ことへの報復だと想うんだ そうなると、簡単に終わる気はしない」 陣「ええ~っそんなのおかしいじゃん そもそも、そんな呪を作って人…

形の無い世界・5

形の無い世界 ・5 私は、念のため陣の身体に異常が無いか調べながら、話しを続ける・・・。透明「最近、何か他にも変なこととか 無かったか」 陣「う~~~ん・・・特には無かったと 思うけど・・・円や千鶴ちゃんには、 変な仕事任されて大変だったことは …

形の無い世界・4

形の無い世界 ・4 陣「い、一体、誰が」透明「う~ん・・・この独特の法陣・・・。 どこかで見たことがある気がするんだが」 陣「まさか、円か」透明「違うと思う円はこんな法陣は使わない」 陣「それじゃ~、また、千鶴ちゃん」透明「(またって他にも色々…

形の無い世界・3

形の無い世界 ・3 透明「ザザ~~~~ッ陣 」飛ばしに飛ばして、やっと陣の家に着いた私は、陣の家の扉を開けようとする透明「だ、だめか鍵が掛かってる 壊すか・・・・・んっ」鍵を壊すかどうか迷っていると、扉横の窓から、茜ちゃんが覗いている・・・透…

形の無い世界・2

形の無い世界 ・2 透明「じ、陣今どこだ」 陣「い、家だよた、助けてくれ」透明「・・・・・・・・。」 陣「と、透明」透明「陣、お前まさか、また円とかに なんかされたんじゃないだろうな~」 陣「ち、ちがうよわっわっ」透明「へっ違うのかそれじゃ~、…

形の無い世界

形の無い世界 透明「ふあ~っ・・・シャコシャコ」(おいおいいきなり歯磨きシーンかい)透明「ガラガラガラガラ・・・ペッ」(き、汚い)透明「はぁ~っスッキリした それじゃ~、今日も走りますか」みなさ~んおはようございま~す今日は、久しぶりのオフの日…

紡ぐ言葉・鑑定93ー10

紡ぐ言葉・・・。 ・10 茂樹「言葉を紡ぐって・・・」透明「さっき、ランが皆さんに伝えたように、 ランにも、沢山言葉をかけてあげて 欲しいのです 言葉を紡ぐというのは、茂樹さんが ランとの想い出を、ランと一緒に共有し 感じたこと、思ったこと、願っ…

紡ぐ言葉・鑑定93ー9

紡ぐ言葉・・・。 ・9 ランにしがみつき離れない紀行くん・・・私は紀行くんの側に行き、そっと語りかける透明「ラン、苦しそうだよね・・・。」紀行「ぐすっ・・・うん・・・」透明「きっと、ランも紀行くんと離れたくないから 頑張っているんだと思う・・…

紡ぐ言葉・鑑定93ー8

紡ぐ言葉・・・。 ・8 私は、ランの言葉を代弁する・・・。透明「・・・大好きな、お父さん、お母さん そして、大切な紀行・・・ ランはもうすぐ皆と走ることも話すことも 聞くことも、歩くこともできなくなって、 会うこともできなくなります・・・ 離れば…

紡ぐ言葉・鑑定93ー7

紡ぐ言葉・・・。 ・7 透明「(伝えたいこと)」ラン「(・・・・伝えて欲しい・・・。)」透明「(わかった何を伝えればいい)」ラン「(・・・・・・・幸せ・・・家族・・・・ ・・・・お父さん・・・・お母さん・・・ ・・・・ノリ・・・・・。)」透明「(くっ・…

紡ぐ言葉・鑑定93ー6

紡ぐ言葉・・・。 ・6 私は、ランに近づき頭を撫でる・・・透明「・・・・・・・。 (意識はある・・・でも、立ち上がるのも 辛そうだ・・・。)」紀行「ねえ先生ランは治る」透明「そうだね先生もできるかぎりのことは してみるよ」紀行「うん」透明「(・・…

紡ぐ言葉・鑑定93ー5

紡ぐ言葉・・・。 ・5 安岐平家に到着した私は、早速チャイムを鳴らす「ピ~ンポ~ン」紀行「ガチャッ先生~ 」勢いよく紀行くんがお出迎え・・・私の鳩尾に ダイブしてくる透明「うっ×○△@~っ 」紀行「先生大丈夫」ふ、不覚完全に油断していた・・・透明…

紡ぐ言葉・鑑定93ー4

紡ぐ言葉・・・。 ・4 利乃「・・・先生」透明「んっ」利乃さんは、紀行くんに聞こえないように小声で話す・・・。利乃「ランの調子が悪かったので、お医者さんに 行ってきたのですが・・・正直、お医者さんも これ以上は、どうにもならないと・・・。 お医…