透明「苦行の主(くぎょうのしゅ)とは、
苦をもって行(修行)とし闇観(あんかん)たる
現世を照らす主(あるじ)とならん
つまりこの世は、迷い、悲しみ、苦しみ
をもって修行とし、その苦と向き合いおのれを
知ることで、暗闇を見通す眼を持てる者になる
だからこそ、その苦しみを乗り越えた者は、
ひとつの苦行の主となり、智恵をもって
道を照らしてゆける
苦を恐れることなかれ
苦を悲しむことなかれ
苦を避けることなかれ
必ずその先にはおのれを照らす光がある
歩みを止めることなかれ
雄也くんが、これをどう感じるかが大切なんだよ」
雄也「・・・す、凄い心がジンジンする・・・
それじゃあ僕の苦しさも意味があることなのですね」
透明「それは、教祖様にお伺いしてごらん」
雄也「教祖様」
教祖「そ、その通り神は人に苦行を与え、
人々を試されているのです」
雄也「・・・。」
言葉が軽い・・・。興ざめだな
もう少し論じてみたかったが、雄也くんの中でも
メッキがはがれてきているみたいだし、
そろそろ詰めますか
透明「教祖様では何故、神の勅命である救いを行うのですか
苦行の副産物である愚行や悲しみも
神が与えたものであれば、それを愚かしく想うのではなく、
慈しみ見守るが道理
神は何をお考えなのですか」
教祖「うっ・・・そ、それは・・・。」
さて どんな反撃をしてくる
教祖「私は神の代行を行っているだけです
神の考えなど
人間などに計れる訳がないでしょう
あなたに、何がわかると言うのですか」
おおっ キレたキレた
ちょっといじめすぎかな~ 少し大人な対応しておくか
透明「教祖様、失礼しました
確かに教祖様をお遣わしくださった神の言葉は、
教祖様にしかお伺いすることしか出来ないので
質問ばかりしてしまい、無知な私をお許しください」
教祖「・・・。」
透明「ですが、私は教祖様の片腕となる存在であるならば、
教祖様が神の試練に惑われていることが、心配なのです」
教祖「・・・神が私を試していると」
透明「私には、教祖様の言葉からそれを
感じ取れるように思います」
教祖「神が・・・。」
多分、頭が混乱しているのだろう
教祖様は上を見上げて
一生懸命言い知れぬ感情を理解しようと努めている
教祖様それが敗北感と言う苦行のひとつです
人はそれら苦行を乗り越え柔軟に吸収し、
一生懸命生きているのですよ
感じてください そして一段降りて吸収してみてください
きっと、気づきはそこにあるでしょうから
私は、二人にお茶を入れ替え教祖様の言葉を待つ
しばらくして、沈黙の重圧に耐えかねたように教祖様が
言葉を発する
教祖「私は・・・今まで何をしてきたのでしょう」
くすっ素晴らしい
一段降りられたみたい
それでは、最後の仕上げ必殺ワザでも出してみますか
続く・・・。
これで多くの人が悩みを解決できるかもしれません
あなたの徳が積めますように
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