禁忌のショートストーリー(西へ東へ)
・15
透明「それでは早速、趾修痕の説明をしますね![]()
趾修痕は、簡単に言うと旅の軌跡による
厄災と言われています
」
四宮「
」
奥崎「厄災
」
「なんか、こわっ
」
透明「これは今までであれば、回避がたやすいモノ
だったので、人づてにも広がらなかった
知識なのですが、現代は旅というものも
手軽になってきているため、正に今
必要な知識になるのかもしれません![]()
昔は旅に出るにも、時間とお金など
色々な準備もあって、簡単には
出かけられなかったですからね~
」
奥崎「先生、いくつですかw」
「クスクス
」 「おじいちゃん
」
透明「そこ
おじいちゃんは言い過ぎ~![]()
」
「あははっ
」 「くくくくっ
」
透明「ま、まあ、私の年齢はさておき![]()
実はこの旅というのは、皆さんの軌跡が
ちゃんと残るものでもあります
」
「どういう意味ですか~
」
透明「おお
ノッてきたねぇ~![]()
良いですよ~
どんどん疑問はぶつけてね![]()
軌跡というのは、皆さんの思い出や
写真に残した記録などではなく、
虫や鳥、動物に至るまで、この世界の
生き物はその足跡をその場その場に
ちゃんと残しているんです![]()
これは人間も同じことです
」
「えっ
俺、マーキングしてないぞ~![]()
」
「あははっ
俺、してるかも~
」
「あははははっ
」 「くすくす
」
透明「あははっ
確かにマーキングだね![]()
でも人間のマーキングは少し違っているんだ![]()
皆さんは、旅をした時、その土地の
空気を感じたり、その土地に慣れようと
雰囲気を合わせようとしていないかな
」
「してるかも・・・
」
四宮「私は、深呼吸したりします
」
「僕もします
」
「私、しばらくボーッとしたりする
」
透明「それ以外にも、その土地のものに
触れたりするでしょ![]()
実はその時に皆さんは、自分の痕跡を
既にその場所に刻んでいるんです![]()
つまり、皆さんが持つ気質![]()
これは皆さん固有のものであるため、
マーキングのような効果があるんです
」
「へぇ~
」 「そうなんだ~
」
「確かに、ものに触れたりする~
」
奥崎「面白いですねぇ~
そう考えると
俺達も動物と同じでテリトリーを自然と
決めてるのかもしれないなぁ~![]()
」
透明「そうだね![]()
ただ、このマーキングをした気は
半月もすれば消えてしまう![]()
だとしても、一度マーキングした土地は
記憶に残るから、次に行った時は
初めての場所とは違う感覚になるんだ![]()
さて、ここまでは皆さんが知らずに
おこなっている自然行為なんだけど、
この行為が何をすれば趾修痕となるのか![]()
次はそこを説明するね
」
続く・・・。
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