縁(えにし)の園 ・5
きよちゃんは、長い年月ここにいるせいで、
もう古霊になっちゃってるだろうから、
霊力は高いはず・・・その証拠に、
揚羽や六羽と物怖じせずに話している
(まあ、性格もあるのだろうけど・・・)
そんなきよちゃんが、実態を視て取れない
ということは、普通の取り憑きによる
ものでは無いと考えた方が良いだろう・・・。
ものでは無いと考えた方が良いだろう・・・。
赤い煙・・・まさかとは思うが・・・
一度視にいった方が早いか・・・。
きよ「( ´Д`)=3はぁ ・・・。」
透明「」
きよ「悩んでいる男って・・・素敵よねぇ~」
透明「何の話ですか~」
きよ「いやだ~透明ちゃん照れてるの~
可愛いわねぇ~」
まずい、このままペースを渡すと、話がドンドン
ソレて行ってしまいかねない
透明「きよちゃん
その子って、205号室だったよねぇ」
きよ「そ、そうよ」
透明「ちょっと、近くまで行ってくる」
きよ「駄目よ透明ちゃん 」
透明「えっ」
きよ「行ってはダメ
私をおいて行かないで~ 」
透明「(面倒くさい)
とにかく、案内してください」
きよ「は~い」
身体が重い・・・私はびっこを引きながら、
下の階にある205号室を目指す・・・
揚羽「ご主人、大丈夫ですか」
透明「だ、大丈夫だよ」
揚羽「も、も、もしよければ、私の肩につかまって
ください
倒れそうになった時には、私がむ、胸でキャッチ
しますのであ、安心して」
しますのであ、安心して」
透明「いい自分で歩けるから」
揚羽「・・・・」
透明「・・・・。」
揚羽「・・・・べ、別に、触って欲しいわけじゃ
ないんだからね
ないんだからね
ちょ、ちょっと、痛そうだったから、
助けてあげようと気を使っただけなんだからね」
透明「はぁ~・・・ありがとう
でも、リハビリを兼ねて、少しは自分で
歩かないといけないから」
揚羽「・・・・」
透明「・・・・。」
六羽「・・・・にぱっ」
揚羽「こ、今回は、ゆ、ゆるしてあげる 」
はぁ~・・・きよちゃんが強烈すぎて忘れてた
ここにもメンドイのがいたんだった
痛みを我慢し、重い身体を引きずっている時には、
この二人のキャラは、重すぎるんですけど
そんなこんなで、205号室前・・・。
透明「あ、あれっここって、もしかして・・・。
霊安室じゃ・・・」
きよ「・・・・」
えっどういうこと
その子って、霊ってこと
いやいや、そんなはずはない
救急車で運ばれて、暴れていたのを大人が押さえて
いたって、さっき言っていたし
ハッも、もしかして、その後・・・。
手遅れだったということなのか・・・」
きよ「間違えた 」
「ドテッ 」
一同、大ズッコケ
透明「痛たたたたっ
どうしたら、病室と霊安室を間違えるんだよ~
色々と考えちゃったじゃないか~」
きよ「だってほらあたしも、いい歳のおばちゃんだから」
そんなところで、おばちゃんカマスな~
揚羽「すみません話していた時に、エレベータのボタン
間違えちゃったみたいです」
透明「はぁ~・・・頼むよ・・・」
どっと、疲れが
気を取り直して、再度205号室前・・・。
透明「・・・・あの~・・・この部屋・・・」
きよ「そうなのよねぇ~ここも個室なのよ~」
透明「と、言うことは・・・その子に会うには、
部屋に入らないといけないってことだよねぇ」
きよ「おばちゃんも、どうするのかなぁ~
って、思ってたのよ~」
先に言ってくれよ~
きよ「そうだあんた、超能力者なんだから、
ちゅちょっと、何かできるんじゃないの」
透明「ち、超能力者じゃないですから、何も」
きよ「そうなの~ 」
透明「はぁ~」
何とか、ここまで会いに来たのに・・・
私も、よくよく考えれば、子どもと言えど、
暴れてしまうようでは、大部屋には入れられない
のに・・・はぁ~・・・バカだ・・・。
暴れてしまうようでは、大部屋には入れられない
のに・・・はぁ~・・・バカだ・・・。
透明「仕方がない・・・帰ろ」
その時
205号室の扉が、スーッと開く
続く ・・・。
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